良品計画の魅力

エクイティストーリーは「国内事業の販売好調と海外事業の業績持ち直しによる増
益ピッチ加速」である。

19/2 期上期決算は 2 桁営業増益を確保したが、国内ではファミリーマートグループ向け販売減、海外事業の既存店売上伸び悩みなどが課題と
して浮上した。

弊社業績予想を引き下げるが、依然、19/2 期会社利益計画をクリア
するとみており、上期決算後に株価が低下したことで Overweight を継続する。
弊社では、同社がグローバル展開で成長を目指す以上、切れ目ない商品開発、グロ
ーバルでのSCM構築といった現在直面している課題を一つずつ解決していく必要が
あると考えている。

カタリストとリスク

株価上昇のカタリストは、「東アジア地域事業の成長加速」「国内販売基調の一段の
加速」など。
株価下落リスクは、「東アジア地域事業での在庫過剰・利益率低下」「国内での低価
格志向の強まり」「円高進行」など。

バリュエーション

弊社では同社の目標株価算出に当たり、同社の海外事業の営業利益構成比と
Bloomberg 予想 PER の相関性の高さに注目し(R2=0.5849)、両者の回帰式をもとにし
ている。目標株価 36,200 円は、すでに下期に入ったことで基準期を 20/2 期に変更、
20/2 期弊社新予想 EPS1,424.4 円に、20/2 期弊社新予想の海外事業の営業利益構成比
45.3%から算出される妥当 PER25.4 倍を乗じて算出。